ビットコインはいつから買えたんだろう?
日本で買うのは難しかったのかな…?
ビットコインの億万長者として知られるのは海外の著名人が多く、「日本人のビットコイン長者があまり知られていないのは、日本でビットコインが安い時期に買えなかったから?」と考える人もいるかもしれません。
しかし、実は日本でもビットコイン初期の頃から取引できる環境がありました。
この記事では、ビットコインが日本でいつから買えたのか、いつからビットコインネットワークが始まったのかを紹介するよ。
本記事のざっくりまとめ
- ビットコイン初期の仮想通貨取引所「マウントゴックス」は、日本在住者にも利用されていた
- ビットコインの最初のブロックが生成されたのは2009年1月
ビットコインは日本でいつから買えた?
日本では比較的初期の頃からビットコイン取引が行われており、2010年に設立された取引所のマウントゴックスでビットコインを売買するユーザーもいました。(マウントゴックス破綻時、日本人顧客は1,000人前後)
また、ビットコインのP2P取引(個人間で直接取引する)プラットフォームも活用されていました。
なお、マウントゴックスでビットコイン取引が開始した2010年7月頃の価格は、1BTC=約7円前後です。
日本に住んでいても、2010年時点でビットコインの購入方法があったんだね!
マウントゴックスの拠点は東京だし、他の国の人に比べれば日本在住者はビットコイン取引を始めやすい方だったかもしれないね。
関連記事:ビットコインの価格推移!10年以上の歴史をグラフ付きで解説
ビットコインはいつから始まったのか
ビットコインの最初のブロックは2009年1月3日に生成されました。
ビットコイン創設者のサトシ・ナカモトによって、ジェネシスブロック(ブロックチェーンにおける1つ目のブロック)がマイニング(採掘)されています。
最初のビットコイン取引は2009年1月12日に実施され、サトシ・ナカモトからコンピューター科学者のハル・フィニーに10BTCが送金されました。
最初に価格がついたのは2009年10月5日、1BTCあたり約0.00076ドル(当時レート約0.7円)だよ。
当時はギーク(コンピューターに熱中している人)を中心にビットコインのマイニングが行われていて、まだまだ知名度が低い段階なんだ。
ビットコインの最初の価格は、1枚1円以下だったんだね!
関連記事:サトシ・ナカモトは日本人じゃない?ビットコイン創設者の謎やポケモンとの関連性を独自考察
ビットコインを昔買ってたら?
ビットコインは大きく値動きしながら価格を上昇させてきた過去があり、数年前に購入してHODL(長期保有)している人は大きな含み益を得ている可能性があります。
ビットコインを10万円分買っていた場合
購入日 | BTC価格 | 現在評価額 | 倍率 |
---|---|---|---|
2014年2月 (10年前) | 約62,000円 | 約1256万 | 約125.6倍 |
2019年2月 (5年前) | 約43万円 | 約181万円 | 約18.1倍 |
2022年2月 (2年前) | 約460万円 | 約16万円 | 約1.6倍 |
10万円分のビットコインを10年前に買ってたら、1200万円以上の利益が出ていることになるんだね!
もっと前に買った人は、さらにすごい利益が出ていそうだよ…!
数年前に購入した人がずっとHODL(長期保有)できているとは限らないけど、中には大きな含み益を得ている人もいるかもしれないね。
関連記事:HODLの意味は?ビットコインをガチホするのが難しい理由も解説
ビットコインはいつから買えた?気になる話題を一問一答で解説
ビットコインについて、もう少し色々知っておきたいな。
ビットコインの豆知識を一問一答形式で紹介するよ。
ビットコインETFはいつから始まった?
SEC(米証券取引委員会)はビットコイン現物ETFを2024年1月に承認しました。
投資家の間で長らく期待されていた現物ETFが、2024年の年明けになってついに承認されています。
なお、現時点では日本でビットコインETFは購入できないよ。
日本でいつからビットコインETFが取引できるようになるかは分からないんだね…
いつか買える日が来るといいなぁ。
関連記事:ビットコインETFが日本で買える日は来るのか?いつ承認されたか・承認時の価格チャートを紹介
メルカリのビットコイン決済はいつから始まった?
メルカリでは2024年2月から、メルカリ内での買い物にビットコインを利用できるようになりました。
アパレル・家電・日用品・おもちゃなど、日常生活に関係する様々なアイテムをビットコインで購入できます。
ポイント支払いに近い感覚で利用できるので、一般層へのビットコイン普及のきっかけとして期待する人もいます。
メルカリでは2023年から、フリマサービスで得た売上金をビットコインに交換できるサービスが始まっているよ。
日本でもビットコイン関連のサービスがもっと広がっていくと良いね。
関連記事:メルカリのビットコイン取引&決済をやってみた!評判やデメリットも紹介
ビットコインの取引時間は何時から?
ビットコインのオンチェーン取引(ビットコインネットワーク上で直接行われる取引)は、24時間365日いつでも取引可能です。
混雑状況によっては取引が最終的に確認されるまでに時間がかかることがあります。
また、仮想通貨取引所も基本的にいつでも取引できますが、メンテナンス時間は利用できません。
株式市場では営業日や営業時間が決められているけど、ビットコインは基本的にいつでも取引できるんだね!
ビットコインのオンチェーン取引は地理的な制限もないし、時間に関係なく世界中どこからでも取引できるよ。
ビットコインを最初に買った人は?
ビットコイン初期の取引事例として、最初のビットコイン売買サービスと呼ばれるサイト「New Liberty Standard」を2009年10月に立ち上げた男性が、サイト運営のために5.02ドルと5050BTCを交換した取引が挙げられます。
また、2010年5月22日には初のビットコイン決済が成立しました。
フロリダ州に住むプログラマーが、ピザ2枚を10000BTCで購入しています。(当時レートで1BTC=約0.22円)
取引されていたビットコインの量が桁違いだよ!
今では考えられないくらいの価格だったんだね。
なお、初めてのビットコイン決済が成立した5月22日は「ビットコイン・ビザデー」と呼ばれていて、ビットコインのコミュニティで親しまれる記念日になっているよ。
関連記事:ビットコインとピザの関係は?ピザ2枚とビットコインが交換された出来事を紹介
日本人のビットコイン成功者は?
ビットコインは保有を公言すると盗難・脅迫などに巻き込まれるリスクが上がることもあり、日本人で大量保有を公言する人はあまりいません。
また、ビットコイン創設者のサトシ・ナカモトは日本人のような名前ですが、正体は分かっておらず、現在どのような暮らしをしているかも不明です。
なお、海外のビットコイン成功者として知られる人物として、黎明期からビットコインを購入しているウィンクルボス兄弟や、企業レベルでのビットコイン保有・投資を進めるマイケル・セイラーが挙げられます。
ビットコインは性質上、「ビットコインを持っている」ということを他の人に言いにくいんだね。
むしろ、「ビットコインで億万長者になった」というような発言をする人は、ビットコイン投資の成功者を装った詐欺師の可能性があるから注意した方がいいよ。
関連記事:ビットコインの成功者は?日本人の仮想通貨保有者数・注意すべき詐欺の話も紹介
【まとめ】ビットコインは日本でいつから買えた?
ポイントまとめ
- ビットコイン初期の仮想通貨取引所「マウントゴックス」は、日本在住者にも利用されていた
- ビットコインの最初のブロックが生成されたのは2009年1月
ビットコインが最初に価格がついた時は、1BTC=1円以下だったんだね!
十数年でこんなに価格上昇するなんてすごいなぁ。
日本にも、もしかしたら初期の頃からビットコインに注目していて、早い段階で購入していた人もいるかもしれないね。
ビットコインって何だか難しそうだし、よく分からないから何となく不安だったけど、他にも色々知りたいなって思ったよ。
ビットコインについて、もっと知っとこ!
関連記事:【イラスト解説】ビットコインって何?仕組みや何に使えるのかを初心者向けにわかりやすく解説
関連記事:【漫画】ビットコインの仕組みを図解で分かりやすく解説【初心者向け】
執筆者:Shigeru Minami
「知っとこ!ビットコイン図鑑」制作者。
ビットコイングッズのハンドメイド作家として活動中。