ビットコイン好きの人の間では、ピザが特別な食べ物だって聞いたけど…
ビットコインの歴史において、ピザはビットコイン普及に関する出来事と深い関わりを持っています。
この記事では、ビットコインとピザの関係や「ビットコイン・ピザ・デー」について解説するよ。
本記事のざっくりまとめ
- 初めてのビットコイン決済が行われた際、購入されたのが2枚のピザだった
- 2010年に10000BTCでピザ2枚が購入された。なお、現在10000BTCはとんでもない金額になっている
ビットコインとピザの関係
若干パーティー感出てきた(笑) pic.twitter.com/dYk3V4f5mp
— Koji Higashi (@Coin_and_Peace) April 19, 2024
ビットコインの記念日にピザを食べている人がいるけど、ビットコインとピザにはどんな関係があるのかな?
ビットコイン愛好家にとって、ピザはビットコイン普及の重要な一歩を象徴する食べ物なんだ。
初のビットコイン決済でピザが購入された
ビットコイン初期の頃、初めてビットコイン決済によって購入されたのがピザでした。
ビットコインによって実際の商品を購入することが可能だと証明された出来事であり、ビットコインコミュニティの中でピザが記念的な意味を持つようになりました。
ビットコインの歴史
- 2009年1月3日:サトシ・ナカモトが最初のビットコインのブロックを生成
- 2009年1月12日:最初の送金が行われる(サトシ・ナカモトからハル・フィニーに10BTCがテスト送金される)
- 2009年10月5日:初めて価格が提示される。1BTC=約0.00076ドル(当時レート約0.7円)
- 2010年5月22日:初のビットコイン決済でピザが購入される
- 2010年7月:最初のビットコイン取引所「Mt.Gox(マウントゴックス)」開設
今でこそビットコインは世界中で取引・実利用されているものの、2009年に登場した頃はほとんど価値がなかったんだ。
今は1枚で数百万~1000万円くらいするビットコインだけど、初期の頃はものすごく安かったんだね!
関連記事:ビットコインの価格推移!10年以上の歴史をグラフ付きで解説
ピザ2枚が10000BTCで取引
2010年5月22日、プログラマーのラズロ・ハニエツ(Laszlo Hanyecz)氏は10000BTCで2枚のピザを購入しました。
I'll pay 10,000 bitcoins for a couple of pizzas.. like maybe 2 large ones so I have some left over for the next day. I like having left over pizza to nibble on later. You can make the pizza yourself and bring it to my house or order it for me from a delivery place, but what I'm aiming for is getting food delivered in exchange for bitcoins where I don't have to order or prepare it myself, kind of like ordering a 'breakfast platter' at a hotel or something, they just bring you something to eat and you're happy!
I like things like onions, peppers, sausage, mushrooms, tomatoes, pepperoni, etc.. just standard stuff no weird fish topping or anything like that. I also like regular cheese pizzas which may be cheaper to prepare or otherwise acquire.
If you're interested please let me know and we can work out a deal.
(以下DeepL翻訳を利用)
ピザ2、3枚に1万ビットコイン払うよ......Lサイズ2枚とかね。 後でつまむためにピザが残っているのが好きなんだ。 自分でピザを作って家に持ってきてもいいし、宅配屋さんに注文してもいいんだけど、僕が目指しているのは、自分で注文したり準備したりしなくても、ビットコインと引き換えに食べ物が届くことなんだ!
玉ねぎ、ピーマン、ソーセージ、マッシュルーム、トマト、ペパロニなど、スタンダードなものが好きで、変な魚のトッピングとかはしない。 また、普通のチーズピザも好きです。
もし興味があれば、僕に知らせてほしい。
出典:Bitcointalk
ラズロ・ハニエツ氏の呼びかけに応じたのはジェレミー・スターディヴァント(Jeremy Sturdivant)氏です。
ジェレミー・スターディヴァント氏が自費でピザを注文し、ラズロ・ハニエツ氏のもとにピザ2枚が届けられた後、10000BTCの支払いが行われました。
ちなみに、ラズロ・ハニエツ氏は初期のビットコインマイニングに参加していた人物で、しばらくの間ピザとビットコインの交換を続けていたんだ。
ジェレミー・スターディヴァント氏は当時19歳の学生で、10000BTCはすぐに換金して旅行の費用にあてたそうだよ。
関連記事:ビットコインのマイニングとは?現在の報酬や終了時期・やり方や仕組みを紹介
10000BTCはいくらになった?
- 2010年5月:10000BTCで約25ドルのピザ(2枚の合計)が購入される
- 2024年4月:10000BTC=約1000億円(約6.4億ドル)※2024年4月25日のレートで計算
10000BTCが約1000億円!?
ピザ2枚の代金が、とんでもない額になっちゃったよ!
関連記事:ビットコインを昔買ってたら?10年前に買ってたら何倍になったのか解説
ビットコイン・ピザ・デー
毎年5月22日はビットコイン・ピザ・デー(Bitcoin Pizza Day)として、ビットコイン愛好家から広く祝われる記念日となっています。
世界各地のビットコイン愛好家がピザを食べていたり、ビットコインコミュニティのイベントが開催されたりしています。
日本でもビットコイン好きの人や、仮想通貨関係のビジネスをしている人や企業がピザを食べているよ。
Celebrating #Bitcoin Pizza day 🍕 in Vienna, #Austria. - @bitcoin_at pic.twitter.com/zqnu8Ke9j6
— Carl ₿ MENGER ⚡️🇸🇻 (@CarlBMenger) May 22, 2023
HAPPY #BITCOIN PIZZA DAY 🍕
— The Bitcoin Conference (@TheBitcoinConf) May 22, 2023
Thank you to all the meetups that participated in the Bitcoin Games this year!
Huge shoutout to @bitcoinbaytpa for winning the pizza eating contest 💪🏆 pic.twitter.com/iMVskCGbQm
ビットコインでピザは買える?
海外ではビットコイン決済でピザを買えるお店があり、ドミノピザやピザハットなどの大手チェーン店でビットコイン決済ができる国もあります。
日本では大手チェーンによるビットコイン決済導入事例はまだ見られないものの、個人経営のバーなどで対応しているケースもあるようです。
いつか日本でも、ビットコイン決済でピザを気軽に買えるようになったらいいな!
【まとめ】ピザはビットコイン普及の一歩を象徴する食べ物!
ポイントまとめ
- 初めてのビットコイン決済が行われた際、購入されたのが2枚のピザだった
- 2010年に10000BTCでピザ2枚が購入された。なお、現在10000BTCはとんでもない金額になっている
ビットコイン愛好家の人にとって、ピザは特別な食べ物なんだね!
ビットコインの記念日やイベントでピザを食べる風習が、今後さらに広がっていくかもしれないね。
ビットコインって何だか難しそうだし、よく分からないから何となく不安だったけど、他にも色々知りたいなって思ったよ。
ビットコインについて、もっと知っとこ!
関連記事:【イラスト解説】ビットコインって何?仕組みや何に使えるのかを初心者向けにわかりやすく解説
関連記事:【漫画】ビットコインの仕組みを図解で分かりやすく解説【初心者向け】
執筆者:Shigeru Minami
「知っとこ!ビットコイン図鑑」制作者。
ビットコイングッズのハンドメイド作家として活動中。