ビットコインの成功者って、どんな人がいるんだろう?
価格が安い時期にビットコインを買った人の中には、大きな利益を得たり、自分のビジネスに生かしたりしている人もいます。
ただし、ビットコインの性質上、保有を公言していない人も多くいます。
今回は、ビットコインの成功者や、日本人のビットコイン投資に関するデータを紹介するよ。
ビットコインの成功者といえば?
ビットコインの成功者として、大量のビットコインを保有する投資家や、ビットコイン関連のビジネスで成功を収めた起業家が挙げられます。
2024年1月時点で、表舞台で活動しているビットコイン保有者を紹介します。
ビットコインで成功した人
- ウィンクルボス兄弟
→世界有数のビットコイン保有者。ビットコイン初期の頃(当時レートは1BTC=数ドル~数百ドル)から購入しており、後にビリオネア(億万長者)になる。アメリカの仮想通貨取引所「Gemini」を運営 - マイケル・セイラー
→ビジネス情報・ソフトウェアを手掛ける上場企業「マイクロストラテジー」を創業。企業レベルでのビットコイン保有・投資を行う - ブライアン・アームストロング
→2012年に米仮想通貨取引所「コインベース」を共同創設。コインベースはNASDAQへの直接上場を果たしている - ロジャー・バー
→ビットコイン黎明期から参入しているエンジェル投資家。現在はビットコインキャッシュを支持
ビットコインで最も有名なのは開発者のサトシ・ナカモトだけど、2010年に一線を退いてから姿を消しているんだ。
どのような暮らしをしているか分からないから、上記の表には含めないことにしたよ。
サトシナカモトは100万BTC以上を保有しているけど、これまで一度もビットコインを移動させたことがないんだね。
サトシナカモトが平和に暮らしているといいなぁ。
関連記事:サトシ・ナカモトは日本人じゃない?ビットコイン創設者の謎やポケモンとの関連性を独自考察
日本人のビットコイン成功者が知られていないのはなぜ?
日本人のビットコイン成功者ってあまり聞いたことがないけど…
ビットコインは性質上、「ビットコインを持っている」ということを他の人に言いにくい側面があるんだ。
身を守るためにビットコイン保有を公言していない
大量のビットコイン保有を公言すると、ハッキングや詐欺、さらには強盗・身代金目的の誘拐などの危険にさらされるリスクがあります。
ビットコインにおいてセキュリティは非常に重要であり、不必要に個人情報を公開しないように行動する保有者が多くいます。
ビットコインは自分で管理できるメリットがあるけど、強盗・誘拐のような犯罪に狙われる可能性もあるんだね…。
なお、ビットコインには匿名性やプライバシーを重視する文化もあるよ。
「自分の財産について公にするのはビットコインの哲学と矛盾する」と考える人もいるんだ。
関連記事:ビットコインの匿名性とは?プライバシーを重んじる理由・透明性との関係を解説
ビットコイン成功者を名乗る詐欺師に注意
「ビットコインで億万長者になった」というような発言をする人がいる場合は、むしろ警戒した方が良いかもしれません。
投資の成功者を装い、詐欺的な行為を働く人物の可能性があります。
仮想通貨の投資詐欺(例)
- 偽の投資実績をアピールし、高いリターンをうたって資金を集める
- 「ビットコインはもう儲からない、次はこのコインが儲かる」などの発信を行い、詐欺コインを購入させる
- SNSのフォロワーを集めて詐欺プロジェクトに勧誘する
「ビットコインをたくさん持っている」って、確かに自分から言いづらい気がするなぁ…。
仮想通貨の世界はすごく詐欺師が多いんだよね。
投資経験が少ない日本人が狙われるケースもあるし、うまい話には要注意だよ。
関連記事:ビットコインは詐欺なのか?詐欺事件の手口・仮想通貨が詐欺と言われる原因を解説
関連記事:ビットコイン事件簿まとめ!死亡者が出た日本の事例を紹介
日本人はビットコインを持っている?
日本人でビットコインを持ってる人はどれくらいいるんだろう?
ここからは、日本人の仮想通貨保有者数や割合のリサーチを紹介するよ。
仮想通貨・日本人の保有者数
仮想通貨決済企業のTripleAによると、2023年時点で仮想通貨を保有している日本人の数は500万人前後の模様です。
出典:TripleA
また、仮想通貨取引所のビットバンクが一般のインターネットユーザーに行ったアンケートでは、仮想通貨投資をしている人の割合は6.6%との結果が出ています。(2023年12月調べ)
日本の人口は1.2億人くらいだから、500万人が仮想通貨を保有しているなら4%くらいになるのかな?
上記2つのリサーチを参考にするなら、100人のうち4~6人くらいが仮想通貨を持っているということになるね。
ビットコインが日本で取引されている割合
日本の仮想通貨取引高はビットコインが非常に多く、2023年6月には75%を占めています。
2018年や2021年の一時期には取引量が相対的に小さくなることもありましたが、ほとんどの時期でビットコイン取引が50%以上です。
取引所では色々な仮想通貨が買えるけど、ビットコインが圧倒的に多く取引されているんだね!
日本ではリップル(XRP)やイーサリアムの話題が多く見られるけど、取引高で比較するとビットコインがかなり多いんだ。
日本人がビットコインに投資している金額
ビットバンクが行ったアンケートでは、ビットコインへの投資額は「3万円未満」が29.8%と最も多く、10万円未満の投資を行っているのが過半数という調査結果が出ています。
一方で、「100万円以上」と回答したのは5.1%です。
なお、日本証券業協会が証券保有者に行ったアンケートでは、有価証券の保有額は「100~300万円未満」が最も多い結果となりました。
株式などの投資に比べると、ビットコイン投資をしている金額はかなり少ないみたいだよ。
ビットコインは株式に比べるとボラティリティ(値動きの幅)がとても大きいから、投資資産の一部をビットコインにあてている人が多いのかもしれないね。
ビットコインの成功者に関するQ&A
ビットコインの成功者について、もう少し色々知りたいな。
Q&A方式で、ビットコインの成功者について紹介するよ。
ビットコインの大口保有者リストは?
ビットコインを多く保有する上場企業として、マイクロストラテジー(MicroStrategy)が挙げられます。
2024年1月時点で18万BTC以上を保有しており、上場企業の中では圧倒的な保有量を誇ります。
マイクロストラテジーに次いで保有量が多い上場企業は、マイニング企業のマラソン・デジタルや、電気自動車で知られるテスラです。
初期の大口保有者・ウィンクルボス兄弟は、2021年時点で7万BTCを保有していたと言われているんだね。
BitInfoChartによると、10万~100万BTCの保有アドレスが4、1万~10万アドレスが103で、これらのアドレスがビットコイン全体の約15%を保有しているよ。※2024年1月時点
関連記事:ビットコインを昔買ってたら?10年前に買ってたら何倍になったのか解説
ビットコインはいつから日本で買えた?
日本におけるビットコインの取引は比較的初期の頃から行われており、2010年に設立された「マウントゴックス」という取引所で購入していたユーザーもいます。(マウントゴックス破綻時の日本人顧客は1,000人前後)
また、ビットコインのP2P取引(個人間で直接取引する)プラットフォームも利用されていました。
マウントゴックスが設立された頃は、ビットコインが数円~数十円で買えたんだ。
安い時期にビットコインを変えた人もいるかもしれないんだね!
関連記事:ビットコインは日本でいつから買えた?始まった時期やどこで買えたかも紹介
関連記事:ビットコインの価格推移!10年以上の歴史をグラフ付きで解説
【まとめ】ビットコインの成功者はどんな人?
ビットコインの成功者・ポイントまとめ
- ビットコインの成功者として、黎明期からビットコインを買っていた投資家や、ビットコイン関連のビジネスで成功した起業家が挙げられる
- 自分の身を守るために、ビットコインの保有を公言していない人も多い
- 「ビットコインの成功者」を名乗る詐欺師には要注意
ウィンクルボス兄弟やマイケル・セイラーなど、ビットコインに投資をして成功した人がいるんだね!
ハッキングや強盗などの犯罪行為に遭わないように、むやみやたらと個人情報を公開していないビットコイン保有者も多くいるよ。
ビットコインって何だか難しそうだし、よく分からないから何となく不安だったけど、他にも色々知りたいなって思ったよ。
ビットコインについて、もっと知っとこ!
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執筆者:Shigeru Minami
「知っとこ!ビットコイン図鑑」制作者。
ビットコイングッズのハンドメイド作家として活動中。